先日、6月某日の平日昼間に「みなとみらい万葉倶楽部」を日帰りで初訪問しました。
南町田にある「万葉の湯」は何度も行っているのですが、みなとみらいは初でした。
町田もみなとみらいもそうなんですが、現地で湧いている温泉ではなく、運んできた温泉水を浴槽で利用するというシステムです。
町田は「湯河原町の山中 地下800mより湧いた湯河原温泉を運搬」とのこと。
みなとみらいは公式サイトによると、「熱海温泉」と「湯河原温泉」の源泉から毎日タンクローリーで運ばれて来た温泉水が使用されています。
具体的な泉質は、
【湯河原温泉】 万葉の湯(湯河原 第183号)
揚湯量 毎分 65リットル
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 弱アルカリ性 低張性 高温泉
【熱海温泉】第5 八幡温泉(熱海207号)
揚湯量 毎分 100リットル
泉質 カルシウム・ナトリウム-塩化物泉 低張性・弱アルカリ性・高温泉
・・・と公式サイトに書いてあるのですが、どういう割合で浴槽に入っているかは不明。混ざっているのか、曜日で分けられているのか、一日おきとか、二日おきとかルールがあるのか、よくわかりません。
ただ浴室の床や、内湯と露天風呂の境目などに「湯の花」みたいな、温泉成分(カルシウム?)みたいなものが固まってこびりついているので、確かに温泉水ではあるのだと思います。
ただ源泉かけ流しではなく、循環式と思われるので、塩素も入っているのかな。
スーパー銭湯などによっては、強力な塩素臭のするところ(学校のプールみたな消毒臭)がするところもありますが、万葉倶楽部は強い塩素臭はしません。
私はあちこちの温浴施設を巡っているので、塩素が強いお風呂はだいたい、帰宅したときに体や髪から塩素臭がします。みなとみらい万葉倶楽部はそんなことはありませんでした。
ただ塩素臭て人によって感じ方が違いますからね。「ニフティ温泉」のレビューの中には「塩素が強い」という感想もありました。
今回初体験だったのが「ナノクラ」という「ナノミスト&マイクロクラウド」の壺湯みたいな浴槽。女性限定です。ナノミストが充満している壺湯の底に、少しだけお湯が入っているという、なんだかよくわならない・・・・いいのか、どうなのか。ふーん・・・という感じで、これといった感動は残念ながらなかった。
町田の万葉の湯も、みなとみらい万葉倶楽部もそうなんですが、泉質や塩素の強弱以前の問題として、お風呂のバリエーションが少ないですね。
きょうび、どこのスーパー銭湯も「高濃度炭酸泉」や「電気風呂」「ジェットバス」「エステバス」「マイクロバブルバス(ミラバス)」などのバリエーションのあるお風呂に800円とか900円で入れます。万葉グループは2千円以上の入館料だけど、お風呂のバリエーションが少ない。万葉の湯町田にはある「水素風呂」すら、みなとみらい万葉倶楽部にはなかった。
申し訳程度・・・と言ったら良くないけど、ぶくぶく泡の出ている泡風呂やジェットバスはありますが、やっぱりもう少し趣向を凝らした「炭酸泉」が欲しいところです。
ただ・・・・こんなこと言ったら元も子もないけど、そもそも「みなとみらい万葉倶楽部」に泉質とか、本格的な炭酸泉を求めている人は来ないでしょう。
お湯の質やバリエーションよりもここは、眺めとか、リラクゼーションのサービスとか、お食事やサウナ、そういったものがメインになる場所ですね。
みなとみらいの観覧車や、海が一望できる立地です。
ただし、臨港パークという公園に近すぎて、女湯の露天風呂の透明な柵には、
「柵に近づかないでください」
の注意書き。
おそるおそる近づくと、さすがにこれは・・・・というくらい、すぐそこが臨港パークでした。
足湯は横浜を象徴するコスモワールドの大観覧車が目の前のロケーション。
ただし、暑い!お湯がじゃなくて、日当たりが良すぎて、足湯のデッキ全体が暑い。この日の気温は28度くらいあったので、誰も足湯にいなかった。
足湯の横にあるテーブルも貸し切り状態。
誰もいないので、椅子を2つ独占。足を投げ出して海を眺める。これはこれで、快適。
せっかくだからと、この場所でスマホを見ていたら、おそらくスマホ画面の明るさを自動調整するセンサーが暴走したみたいで、スマホが加熱し、警告表示が出ました。
あわてて電源落として、再起動したりして、あたふた。
8階の「ベイブリッジデッキ」というスペースもガラガラでした。夏は厳しそう。
これからの季節は足湯やデッキは夜しか需要なさそうです。
その他、みなとみらい万葉倶楽部のコワーキングスペースの愚痴など、メインブログの方に書きました(辛口)。
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